2007年7月30日月曜日

ミス・ユニバース

2007年度ミス・ユニバース世界大会
(世界三大コンテストの一つ)で、
日本代表の森理世(りよ)さんが優勝されました。

 私はちょうどその時、韓国再臨研修院で、
それどころではありませんでした。

しかしどういうわけか、研修員の韓国人の先生が、
日本人がミス・ユニバースで優勝したと教えてくださいました。 
研修員の先生も、美人がお好きか?どんだけ、きれいなんだろう、と
祈祷院にいながら、煩悩を膨らませおりましたところ、
帰国して森さんのお写真を拝見いたしました。

「え、この人かー」まーたしかにきれいな人だと思いましたが、
私ごのみの人は他にいそうな気がしました。 

どうやら、世界の評価基準は、私の評価基準とは多少違うようです。
日本では一般に「かわいらしさ」が評価されがちだと、言われています。
ところが世界の評価ポイントは、
「健康」「知性」「強さ」「社会意識」
そして「コミュニケーション能力」なのだそうです。 

しかもその評価は、舞台の上だけではありません。
本番前、一ヶ月間にわたってなされるチャリティーイベントの中で、
そこで出会う人々との接し方も評価の対象となっていたそうです。 

記者会見で、「美しさの秘訣は?」と問われた森さんは、間髪入れずに、
このようにお答えになったそうです。
「自分のアイデンティティー、自分が何であるかを忘れないことだと思います」。 

自分が何であるか、それを忘れないこと。
なるほど、意味深い言葉だと思いました。 

イエス様はご自身について語るとき、このようにお語りになりました。

わたしが自分について証しをするとしても、その証しは真実である。

自分がどこから来たのか、そしてどこへ行くのか、
わたしは知っているからだ(ヨハネ8:14)。 

イエス様は、ご自分はどこから来て、どこに行くのかをしっておられました。
それが自分の証だ。というのです。 

私たちはいったい、自分は、どこから来て、
どこに行こうとしているのか知っているでしょうか?

それを知るということが、自分を知るということ。
自分が何であるかを忘れないということです。 

私たちはどこから来たのか? 

私たちは神様のみかたちに似せて造られました。
神様の律法を愛し、神様の原則に生きることが、自然であり、喜びでした。
そのように造られました。 

ところが罪の結果、神様に似せて造られた心が死んでしまいました。
その代わりに、罪の心、肉の心が生まれたのです。

それ以来、私たちは
神様と交わることがうっとうしくなります。

人を愛するより、自分を愛するようになりました。
いや自分も愛することができなくなってしまいました。 

しかし、そんな私たちをもとの状態にもどそう、
失われた命、永遠の命を与えてくださろうとして、
天のお父様は、一人子イエス様を私たちにお与えになりました。

イエス様は私たちの全ての罪をその負って十字架におかかりになったのです。

全ては終わった、成し遂げられたと十字架の上でイエス様が叫ばれました。

私たちの罪の贖い、身代わりの刑罰は全て終了しました。 
私たちは、今、新しい命をいただく者となりました。

あのアダムが最初持っていた永遠の命を再びいただく者とされました。

肉の心はまだ、残されてはいるものの、
私たちは、日ごとにその永遠の命を受け取ることができます。 

日ごとに新たにされて、あのエデンに向けて、回復の道へと、
歩ませていただいているのです。

そしてその命は、
イエス様がもう一度この地上に来られるときに、
完全なものへと、回復していただくのです。 

これが私たちのアイデンティティーです。このことを忘れてはなりません。                            

SDA大阪センター教会牧師 藤田 昌孝

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