2007年7月1日日曜日

〝なぜお金持ちとそうでない人がいるの?〟

ある新聞に、大分県の小学2年生の質問が載っていました。

◇仕事の成功と関係

人々がお金を手に入れる方法にはどんなものがあるでしょう。
日本で一番多いのは、会社に勤めている人です。
仕事はさまざまですが、毎月、給料をもらいます。
ですから、給料が高いか低いかで、お金持ちかそうでないか
に分かれます。

毎月の給料ですから、1年に12回、10年勤めれば120回受け取ります。
給料で5万円の差があるとすると、10年では600万円の差になります。
このほか1年に2回、ボーナスをもらいます。
そして毎月の給料の高い人はボーナスも多いのです。
さらに、会社を辞める時に退職金をもらいます。
この退職金も毎月の給料が高い人は高いのです。
こうして給料、ボーナス、退職金の差が重なって、お金持ちとそうでない
人の差になります。

世の中には、会社に勤めていない人々もたくさんいます。
自分で会社をつくった人、お店を開いた人などです。
自営業者と呼ばれています。
こうした人々は、会社やお店がもうかると、自分もお金持ちになります。
株式市場に上場するようになると、会社に勤めている人々とは比較に
ならないくらいお金持ちになります。
自分が持っている自分の会社やお店の株が、高く売れるからです。

水田や畑でコメや野菜、果物や花などをつくっている人、
牧場や建物の中で牛や豚、鶏などを飼っている人もいます。農業です。
農業も、規模を大きくできれば、忙しいけれどとてももうかる場合があります。

医者や弁護士、公認会計士、弁理士などの資格を取って、事務所を開い
ている人もいます。
比較的高い手数料をもらえるので、お客さんがたくさんいればお金持ちに
なれます。

最近は、お金持ちの人や会社からお金を集めて、株や不動産に投資する
人々も増えました。
投資家といいます。お金をもうけることを仕事にしている人々です。

でも、お金持ちになれた人が幸せとは限りません。
お金がなくても幸せな人もたくさんいます。


・・・・・・・と、論説委員の北村龍行さんは答えていました。

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