聖霊の働きによって魂が清められるということは、
キリストの性質を人間のなかに植えつけるということである。
福音を信じることは、
生活の中にキリストが宿ることーーすなわち、
生きた活動的な原則が宿ることである。
それは、品性によい行いとなってあらわれるキリストの恵みである。
福音の原則は、
実際の生活のどの方面からも引き離すことはできない。
クリスチャンのどんな経験も、どんな働きも、
すべてがキリストの生活を代表するものでなければならない。
愛は信心の基礎である。
たとえ、口でなんと言おうと、もし、
兄弟にたいする無我の愛をもたないならば、
神に対する純粋の愛をもっていない。
しかし、他人を愛そうと努めることによって、
この精神を得ることはできない。
必要なのは、心の中にキリストの愛が宿ることである。
自己がキリストの中にとけこむとき、愛は自然にわいて出る。
他を助け、祝福しようとする気持ちが常に内からわき出て、
天からの光が心にあふれ、顔に表わされるとき、
クリスチャンの品性が完成の域に達するのである。・・・
希望への光 1338
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