キリストは全人類の理想である。
彼は幼年期、青年期、そして成人のための
完全な模範を残された。
彼はこの地上に来られ、人生の異なる段階を通過なさった。
悪を行うということ以外では、
他の子供や若者たちのように話し、行動された。
彼の生活に罪の入る余地はなかった。
常に、天の純潔という雰囲気の中に生きておられた。
幼年期から大人になるまで、彼は神に対する純粋な信仰を保たれた。
み言葉は彼について述べている。
「イエスはますます知恵が加わり、背丈も伸び、そして神と人から愛された」。
家庭という聖所において、
イエスは両親からだけでなく、天父から教育を受けられた。
成長するにつれ、神は彼の前にますます大いなる働きをお示しになった。
しかしこのような知識を得たにもかかわらず、
彼は決して優越感をお持ちにならなかった。
両親を敬わないで、彼らに苦労や心配をかけたことは一度もなかった。
イエスは喜んで両親を敬い、彼らに従われた。
ご自分の大きな任務について知らなかった訳ではないが、
彼らの要望を尋ね、彼らの権威に服された。
キリストは天の万軍の指揮官であられたが、だからといって、
両親に働かせて、自分は労働を免れるようなことはなさらなかった。
まだ年若いうちに、彼は手に職をつけ、
日々の義務を忠実に果たして、家庭の生活を支える助けをされた。
キリストは家庭内の光、そして喜びであられた。
Youth's Instrutor 1901年 8月 22日
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