2007年6月5日火曜日

ガンバレ 西日本女性会

ひとりの女性の手記を まずご紹介します。

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高校生のとき ある出来事がきっかけで 私は 一週間 学校に行けませんでした。

散々苦労して入った学校を 辞めようとさえ思っていました。
何もかもが 苦しくて 嫌でした。

ふさぎこむ私を 母が突然 怖い顔で 『あっちゃん 一緒に きなさい』 と。
車に乗せられて 母は黙ったまま 運転をしていきます。

『どこに行くの?』 『いいから 待ってなさい』
こんな母は初めてでした。
退学の手続きでもするんだろうか?

悶々と考え込む私を無視して 母は運転を続けます。

『降りなさい』 目の前は 真っ青な 広い海でした。
防波堤に 二人並んですわり 海を眺めていました。
でも 連れてこられた意味がわかりません。

ここで 誰かに会わせようとしているのか・・・。
『ねぇ どうして海なの?』
風はとても強く 打ち寄せる波は激しく・・・。

母は ふと笑って 『・・・あっちゃん。 
 海を見ていると 自分が悩んでいることなんか  
どれだけ ちっちゃいことなんだろうって思わない?  

いま 海の前だから いっぱい泣いちゃいなよ。
そして、 もうこれからは泣かないの!』

何百年 何千年も ずっと繰り返し打ち寄せる 波。

見渡す限り広がる 青い青いもう一つの世界。
心を洗う 波の音・・・・ 

顔をぐしゃぐしゃにして泣きました。

母も私のことを 気に病んでいたんだろう。
母ができることを探してたんだろう。

悩んでいたことは波の音にかき消されて 母の愛に胸が詰まって 
別の涙が溢れました。

お母さん ありがとう ありがとう もう 泣かない。

でも・・・・涙がとまらない。

今でも つらいことがあると 自然と海を思います。

そして 海を思って 母を思うのです。
母の中の 海 なのか 海の 中の母なのか わからない
楽しく いそがしい毎日のなかにも 母はいて
つらいときには 海にいてくれるのです。

『海』って文字の中に『母』がいる。

そして1日1日過ぎていく 毎日。
『毎日』の中にも『母』がいる。
毎日のなかに かあちゃんがいる。

かあちゃん ありがとう!!

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日本の教会には・・・この優しい「母性」が必要です。

ガンバレ ニッポン! ガンバレ 西日本女性会!! 

      

 ・・・・・・・西日本教区女性会応援団長 島田真澄

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