2008年6月30日月曜日

イエス様の成長の法則



『聖書研究ガイド』に、
イエス様の幼年期の成長について説明されていました。

「幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。」
                                  (ルカ2:40) 

この箇所についてホワイト夫人の説明(『各時代の希望』上60-65)から、
子供たちや私たちの成長の法則を、再確認させていただきました。
下記にご紹介させていただきます。

1.幼い頃から 
「主は、子供たちに、赤ん坊の時からでさえ、神の恵みと大いなる力について、
特に神の律法にあらわされまたイスラエルの歴史に示されている神の恵みと
大いなる力について教えるように命じておられた」(『各時代の希望』上60)。  

神様についての学びに早すぎることはありません。
発達段階に合わせた楽しくて興味深い学びが必要です。

2.歌と祈りと聖書 
「歌と祈りと聖書の教訓が、成長する心に適用されるのであった。
神の律法は神のご品性のあらわれであって、その律法の原則を
心に受け入れるときに、心と魂には神のみかたちが書き写される
ということを、父母たちは子供たちに教えるのであった」(同上)。  

最も清らかな知恵の泉、命の泉は聖書です。

3.静かな時間 
「神のみことばを個人的に受け入れることによって得られる経験は
教育制度の中に立場を与えられていなかった。
・・・学生たちは神とともに過ごす静かな時間がなかった。
彼らは神のみ声が心に語りかけるのを聞かなかった。
彼らは知識を求めて、知恵のみなもとであられる神から離れた」(同60-61)。  

これは、誤った教育のあり方を示したものです。
私たちは神のみことばを個人的に受け入れる静かな時間は
教育制度の中に取り入れ、
また大人たちもそのような習慣を確保する必要があります。

4.母親が教師
「イエスの母が、イエスの最初の人間教師であった。
彼女の口と預言者たちの巻物から、イエスは天の事物について学ばれた。
イスラエルのためにご自身がモーセにお語りになったことばを、
イエスは今度は母のひざもとで教えられた」(『各時代の希望』上61)。  

子供たちの教育を学校や教会に任せきりにしてはなりません。
家庭こそが最も重要な人格形成の学び場です。

5.自然界
「万物をおつくりになったおかたが、ご自分の手で地と海と空とに
お書きになった教えを学ばれたのである。
・・・イエスは自然から多くの科学的な知識を集められた」(同61-63)。

 「自然に触れる頻度の多い子供たちは、
そうでない子供たちよりも道徳性が高い」というデータがあります。
自然の中に出てゆきましょう。

6.正しい目的 
「イエスは幼い時から一つの目的を持っておられた。
それは他人を祝福するために生きるということだった」(同63)。  

教育の目的、人生の目的は他者への奉仕です。

7.貧乏暇なし
「イエスの両親は貧しくて、毎日の骨折り仕事で生計をたてていた。
イエスは貧乏や自制や不自由の味をよく知っておられた。
この経験がイエスを保護した。
イエスの勤勉な生活には、試みを招くようなひまな時間がなかった」(同64)。  

貧乏暇なしは悪いことではなさそうです。

8.労働
「イエスはいなかの家に住んで、家庭の重荷を負うために、
ご自分の立場を忠実に快活に果された。
・・・イエスが子供と青年の時代に働かれたとき、
その心と体が発達した」(同65)。  

人は思考だけでは消耗します。身体を動かす労働や奉仕活動が必要です。
  
                          
                               SDA大阪センター教会 
                                  牧師   藤田昌孝

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