2009年2月23日月曜日
聖霊は人間の抵抗に逆らっては働かない
人間の心に働く聖霊の感化は、
聖なる秩序に従ってそれを働くのである。
しかし、
聖霊は抵抗する人間に
逆らうような方法や力では働かれない。
人は、
神の勧告や忠告を聞くのを拒否することがあるかもしれない。
彼は自分の行動を自分自身の手の中で統制することを
選ぶかもしれない。
しかしこれをするとき、
彼は栄誉ある器にはなれない。
モアブのように、彼は変えられ、
器から器に汲み移されることを拒否しているので、
その臭気は彼の内に残るのである。
主は彼の働き、特権、好機、
およびなされるべき進歩を明白に指摘されたが、
彼は自分の品性の欠点を直すことを拒否している。
古い習慣をうち破って考えや方法を変えるのは大変なことである。
「その香気も変わることがない」。
彼は自分の欠点に執着しているので、
聖なる奉仕の働きにはふさわしくない。
彼は厳しい自己吟味をしたり、
はっきりと分かりやすい方法で自分の上に光が輝くように
求めることを喜ばなかった。
彼の祈りは謙遜のうちに神のもとに上っていかなかった。
そして、自分の祈りを理解して義務を果たす努力をしなかった。
伝道の働きへの召しを確信させるために、
主はその人を試みられる。
その後、もし彼が自分の道と意志に従うことに満足し、
神のみ霊の顕示に注意を払わないならば、
また、もし恵みと深い理解によって成長することを拒むならば、
主は彼を必要としておられないことは確かである。
というのは、自分が受けていないものを
伝えることは決してできないからである。
Letter 10. 1897年
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