ねたみは、
サタンの品性の
最も卑しむべき特徴の一つである。
それはいつも、
他人を中傷しては
自己を高めようとしている。
ねたみ深い人は、
自分を高めようと思って、
隣人をけなす。
賞賛されることに慣れている人は、
自分にそうされると嬉しがるが、
他の人に向けられた賞賛を憎む。
ああ、品性のこの悪しき特徴が、
どれほど多くの害悪をこの世に
及ぼしてきたことだろうか。
アベルのわざが正しかったので
神は彼をお誉めになり、
カインのわざは悪かったので
彼を祝福なさることができなかったことから、
兄弟アベルに対して
カインの心にかきたてられたのと同じ憎悪が、
サウルの心にあった。
ねたみは誇りの子供であり、
心の中でちやほやされると、
残酷な行いや憎しみ、
報復や殺人へと導いていく。
キリストと暗黒の君との間の大争闘は、
日々の実生活の中で行われている。
Signs of the Times 1888年 8月 17日
0 件のコメント:
コメントを投稿