2010年8月9日月曜日

致命的な欺瞞


真の清めは、
キリストと信者たちを
結合させ、
また優しい同情をもって
お互いを結びつける。

この結合によって、
キリストのような愛という豊かな
流れが心に絶えず流れ込み、
それがお互いへの愛となって
再びあふれ出るのである。

すべての者が備えていなければならない
必要不可欠な特質は、
キリストの完全なご品性を特徴づけたもの、
すなわち彼の愛と忍耐と無我の精神、
そして寛容である。

これらの特質は、
親切な行為を親切な心で行うことによって
身につくのである。・・・

人が兄弟たちにキリストのような愛を抱くことなしに、
永遠の命にあずかることができると考えるのは、
最も致命的な大欺瞞である。

神と隣人を愛する者は、光と愛とで満たされる。

神がその人の内に、また彼の周囲至るところにおられる。

クリスチャンは、彼らの周りの人たちを、
キリストが命を捧げられた尊い魂として愛するのである。
愛のないクリスチャンなど存在しない。

なぜなら、「神は愛であ」り、
「もし、わたしたちが彼の戒めを守るならば、
それによって彼を知っていることを悟るのである。

『彼を知っている』と言いながら、
その戒めを守らない者は、偽り者であって、
真理はその人のうちにない」からである。・・・
「わたしのいましめは、これである。

わたしがあなたがたを愛したように、
あなたがたも互いに愛し合いなさい。」

これが神に返されるべき実である。


                  Manuscript 133. 1899年



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