ある種の人々は、
自制心に欠けている。
彼らは気質や舌を制御したことがない。
また彼らのうちのある者は、
キリストに従う者だと言うのだが、
そうではない。
イエスはこのような模範は残されない。
彼らに救い主の柔和と謙遜があれば、
生まれながらの心にかられて行動することはない。
それはサタンの行動だからである。
ある者たちは神経質で、
そそのかされて思いや言葉における自制心を失い始めると、
酒で酔った人のように怒りで我を忘れてしまう。
彼らは不合理で、
なかなか納得させたり説得することができない。
彼らは健全ではない。
その間サタンが完全にコントロールしている。
これらの怒りを表すことはすべて、
神経の系統と道徳力を弱め、
怒りやその他の挑発を制御するのを困難にする。
これらの種類の人々に唯一の療法がある。
それは、
あらゆる状況のもとで積極的に自制すること。
自分がわずらわされない都合のよい立場をとる努力は、
しばらくはうまくいくかもしれないが、
これらのあわれな魂がどこにいるかをサタンはよく知っており、
幾度も幾度も彼らの欠点を攻撃してくるだろう。
彼らは自己のことを考えている限り、
絶えず悩まされる。
彼らは人間にとって最高に重い重荷を運んでいるのであり、
その重荷とは、
清められておらず、
また和らげられていない自己である。
しかし彼らには希望がある。
争いと心配でひどい荒れ模様の生活を、
キリストに結びつけよう。
そうすれば、
自己はもはや優位を求める主張をしなくなるであろう。
Youth's Instructor 1886年 11月 10日
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