2009年11月17日火曜日

怒って我を忘れることのないように


ある種の人々は、
自制心に欠けている。

彼らは気質や舌を制御したことがない。

また彼らのうちのある者は、
キリストに従う者だと言うのだが、
そうではない。

イエスはこのような模範は残されない。

彼らに救い主の柔和と謙遜があれば、
生まれながらの心にかられて行動することはない。

それはサタンの行動だからである。

ある者たちは神経質で、
そそのかされて思いや言葉における自制心を失い始めると、
酒で酔った人のように怒りで我を忘れてしまう。

彼らは不合理で、
なかなか納得させたり説得することができない。

彼らは健全ではない。
その間サタンが完全にコントロールしている。

これらの怒りを表すことはすべて、
神経の系統と道徳力を弱め、
怒りやその他の挑発を制御するのを困難にする。

これらの種類の人々に唯一の療法がある。

それは、
あらゆる状況のもとで積極的に自制すること。

自分がわずらわされない都合のよい立場をとる努力は、
しばらくはうまくいくかもしれないが、
これらのあわれな魂がどこにいるかをサタンはよく知っており、
幾度も幾度も彼らの欠点を攻撃してくるだろう。

彼らは自己のことを考えている限り、
絶えず悩まされる。

彼らは人間にとって最高に重い重荷を運んでいるのであり、
その重荷とは、
清められておらず、
また和らげられていない自己である。

しかし彼らには希望がある。

争いと心配でひどい荒れ模様の生活を、
キリストに結びつけよう。

そうすれば、
自己はもはや優位を求める主張をしなくなるであろう。


            Youth's Instructor 1886年 11月 10日

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