人の誇りと野心の故に、
神は、
最も単純でへりくだった方法によって、
ご自分の力ある働きを成し遂げることを
お選びになってきた。
神がお選びになるのは、
偉大で才能があり、
輝かしい者として世が誉め称えるような人々ではない。
神を指導者また力の源として認め、
柔和で単純さをもって働く人々を神はお選びになる。
神は、我々が、
生活のすべての義務と事柄において、
神を我々の保護者また案内人にすることを望んでおられる。
・・・
天の主導者は、
彼がお選びになる者によって働かれる。
神の摂理は、
時には最大の働きをするために最も卑しい器を選ぶことがあるが、
それは神の力が人間の弱さを通して現れるためである。
我々には物事を見る標準があり、
それによってある事を偉大であるとし、
別の事を小さいと断定する。
しかし神は、
人の標準に従って評価なさることはない。
神はそれらをご自分のはかりの目盛りとされない。
我々にとって偉大な事が神にとっても偉大であり、
小さな事が神にとっても小さな事だと思うべきではない。
Signs of the Times 1881年 7月 14日
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