2009年6月17日水曜日

大切なこと



20世紀前半に活躍した
ポーランド出身のピアニストで、
イグナツィ・パデレフスキーと
いう人がいます。

戦争資金を集めるために
コンサートを開いてほしいという
政府の要請を受けて、
愛国心にあふれる市民であった彼は
こう答えたといいます。

「国のために戦争の道具となることは
かまいませんが、
ひとつだけ条件があります。

毎日3時間、
音階の練習をすることを許可してください。

給料は8時間分いただきますが、
そのうち3時間は音階の練習に使います」

政府はその条件をのんだそうです。

『もし音階の練習を一日しなかったら、
コンサートで演奏した時に自分でそれがわかります。

二日しなかったら、私のコーチにわかります。

三日しなければ、世界中が気づくでしょう』

・・・・・

日々のディポーションも

一日飛ばせば、自分でわかります。

二日しなければ、夫や妻と子どもが気づきます。

三日しなければ、みんなにわかるでしょう。

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