大切なこと
20世紀前半に活躍した
ポーランド出身のピアニストで、
イグナツィ・パデレフスキーと
いう人がいます。
戦争資金を集めるために
コンサートを開いてほしいという
政府の要請を受けて、
愛国心にあふれる市民であった彼は
こう答えたといいます。
「国のために戦争の道具となることは
かまいませんが、
ひとつだけ条件があります。
毎日3時間、
音階の練習をすることを許可してください。
給料は8時間分いただきますが、
そのうち3時間は音階の練習に使います」
政府はその条件をのんだそうです。
『もし音階の練習を一日しなかったら、
コンサートで演奏した時に自分でそれがわかります。
二日しなかったら、私のコーチにわかります。
三日しなければ、世界中が気づくでしょう』
・・・・・
日々のディポーションも
一日飛ばせば、自分でわかります。
二日しなければ、夫や妻と子どもが気づきます。
三日しなければ、みんなにわかるでしょう。
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