天を去り、
死ぬために世界に来られる前のキリストは、
どの天使たちよりも背が高かった。
彼は堂々としておられ、うるわしかった。
しかし、
地上で奉仕を始められた時、
彼の背は当時生きていた一般の人々より
少し高かっただけであった。
もし彼が高貴な天のかたちを持ったまま来られたなら、
人々は彼の外観に引きつけられ、
信仰を働かせることなく、彼を受け入れたことであろう。
・・・キリストをメシヤとして信じる人々の信仰は、
見える証拠に頼ってはならないものであった。
彼らはキリストの人間的な魅力によるのではなく、
彼の内にだけ見られる品性の卓越さのゆえに、
彼を信じるのである。
その品性の卓越さは、
他の人の内には決して見られなかったものであり、
また見ることのできないものであろう。
(2SP 39)
0 件のコメント:
コメントを投稿